タイの若者の約9.1%が電子タバコを使用していることが、調査で明らかになりました。この結果に公衆衛生の専門家たちは、深刻な健康上の懸念を抱いています。タイ国営メディアNNTが2023年7月1日に伝えています。
この調査は、2023年4月25日から6月6日の間にタイ保健省 保健サービス支援局(Department Of Health Service Support :DHSS)によって行われ、61,688人からの回答を集めました。
調査結果によると、バンコクの若者のうち14.6%が電子タバコを使用しており、最も高い割合でした。
また、若者のうち92.2%が電子タバコの使用を友人による影響で始めたと回答。一方、3.2%が家族、1.6%が直近の家族からの影響だと述べました。さらに、43.9%の人がタバコと電子タバコの両方を使用していることを認めました。
たばこ規制研究・知識管理センターは、電子タバコを使用する未成年者は、成長段階にあるため、大人よりも健康問題がより速く進行し、より激しいものになる可能性があると強調しました。公衆衛生の専門家はこの状況について懸念を表明し、若者に対して仲間の影響に抵抗し、電子タバコやその他のタバコ製品の使用を避けるよう呼びかけています。
なお、タイでは、電子タバコの使用や所持は禁じられています。
Post time: Jul-07-2023