初心者がベイプを使うために知っておきたい基礎知識とは?(二)

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VAPEの健康への影響は?

紙巻きタバコが健康に害を与えるということは広く知られていますが、VAPEの場合は人体にどのような影響を及ぼすのでしょか。この段落では、VAPEの健康への影響について解説します。

1. 有害物質は含まれていない
VAPEのリキッドにはタバコの葉が使用されていないため、VAPEの水蒸気にニコチンやタール、一酸化炭素などの有害物質が混じることはありません。 ただし、ニコチンに関しては日本国内で製造、あるいは販売されている商品に限った話です。というのも、日本国内ではニコチン入りのリキッドを製造したり販売したりすることが法律によって禁じられているためです。 インターネットなどを通じて海外から個人的に取り寄せるという場合に限り、日本国内にいてもニコチン入りのリキッドを入手することができます。
ちなみに、加熱式タバコのスティックなどにはタバコの葉が使われていますが、火を使わずに比較的低い温度で加熱しているので、水蒸気に混じるタールの量は紙巻きタバコよりも大幅に削減されています。

2. 発がん性物質が発生する?
VAPEのリキッドはPGとVG、そして香料という成分から構成されていますが、このうち発がん性物質の起因成分となるのではないかといわれているのがPGです。 世界的にも権威のある医学雑誌に掲載されたところによれば、5V以上の高電圧をかけてPGを加熱したときに、ホルムアルデヒドという発がん物質が発生するとされています。 ただし、基本的にVAPEの利用時にバッテリーからアトマイザーと呼ばれる加熱ユニットにかけられる電圧は3.5V程度です。
すなわち、通常どおりに使用してさえいればホルムアルデヒドは発生しないということになるでしょう。 発生するリスクが全くないとは言い切れませんが、そもそも通常の紙巻きタバコの煙にはVAPEよりもはるかに多い量の発がん性物質が含まれています。

3. 副流煙が発生しない
VAPEをはじめとする電子タバコの場合、紙巻きタバコとは異なり副流煙が発生しないような構造になっています。 紙巻きタバコの副流煙には、喫煙者が吸い込む主流煙の2~3倍の有害物質が含まれているといわれています。この副流煙による受動喫煙の被害を防止するために国や自治体は法律の制定に動いていますが、 副流煙が発生しないVAPEであれば周囲の人に迷惑をかけてしまう心配もありません。
また、VAPEによって発生する煙はエアロゾルと呼ばれる水蒸気であり、副流煙が発生しないだけではなく主流煙に有害物質も含まれていません。 そのため、利用者が口から吐き出す呼出煙で周囲の人の健康を脅かすおそれもなく、安心して水蒸気を味わうことができます。

 


Post time: Feb-12-2023