非燃焼・加熱式のはじまり
2014年、PMIは日本の名古屋で初めてIQOSを発表し、非燃焼・加熱式タバコ製品は日本でブームを起こした。IQOSは「I Quit Ordinary Smoking」の略である。日本人がgadgetへのこだわりは世界的に有名だが、IQOSの発売は日本人の心を掴み、好奇心旺盛な日本消費者が列をなして購入するような現象が現れた。 このブームはすぐに世界中に広げられた。
非燃焼・加熱式タバコが中国で発売されたとき、一部の「専門家」からは従来品に勝てないというプロモーションの手段とされていたが、フィリップ・モリス・インターナショナル(PMI)の急速な発展により、日本たばこ(JT)とブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)がようやく非燃焼・加熱式タバコの可能性に気づき、2018年に日本たばこが史上初の非燃焼・加熱式製品Ploom Sとその後改良された「Ploom X」を発売した。そしてブリティッシュ・アメリカン・タバコも「Glo」を発売したが、先行者利益を逃したため、PMIに先手を取られることになった。
非燃焼・加熱物の国内での成功は、「市民の健康意識の高まりに後押しされたもので、加熱式タバコは燃えないほか、従来の煙の臭い匂いもしないというところが、特に環境保護の意識が高い消費者に支持された」と、日本たばこメディア・投資者関係部担当マネージャー、Dinesh Babu Thotakuraは述べている。 そこで、非燃焼・加熱式製品の特質を説明しよう。同製品が加熱している温度が燃焼温度よりはるかに低く、加熱中ニコチンや香気成分を含む蒸気のみを霧状にすることで、高温燃焼分解で発生する有害成分を効果的に減らし、主流煙から放出される化学成分を大幅に低減することができる。
不燃化技術の研究開発からアイデアを得て、新型低温ハーブ製品が誕生した。OiXi本社の日本香櫻盛株式会社が数年前から研究開発を始め、2021年にOiXi非燃焼・加熱式製品シリーズを発売することになった。 OiXiは、フレーク状のタバコ製品とは異なり、天然ハーブの顆粒を基本的な素材として使い、成分から、材料、製法、特許技術に至るまで、製品全体が日本の国の規格に準拠し、さまざまな品質・安全性テストに合格している。
健康や有害性低減が求められている現在、タバコやニコチンを含まない非燃焼・加熱式製品は、従来の喫煙者が今までの喫煙習慣の下で害を減らすための第一選択肢として徐々に普及しており、こうした非燃焼・加熱式製品は今後、世界市場において大きなポテンシャルを持っていると考えるといい。
Post time: Jun-01-2022